近江歴史回廊倶楽部

湖東の歴史文化施設

  東海道伝馬館

坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る
この唄は、地元の民謡として歌い継がれる「鈴鹿馬子唄」の一節で、急峻な鈴鹿峠越えに格闘する馬子たちの姿が想い浮かびます。

江戸時代には東海道五三次四九番目の宿駅として栄えた土山町、この土山町は近江国と伊勢国を結ぶ鈴鹿峠のふもとに位置し、古くから東西交通の要衝としての役割を果たしてきました。

旧東海道筋には土山宿本陣跡が建ち当時の面影をそのまま残しています。本陣跡から歩いて約二分、東海道伝馬館は、明治初期の民家を増改築し、東海道と土山宿をテーマに様々な展示品を集めた歴史情報館です。

まず母屋一階よりご紹介いたします。
玄関を開けていただくとお座敷には当時の街道を往来した特大街道模型がお客様をお迎えします。

二階には、歌川(安藤)広重の浮世絵の世界を立体的に再現した東海道五三次の「盆景」を展示、盆景とは、お盆の上に粘土などで造形をつくり焼きを入れ着色した工芸品です。
宿場や立場などではその土地特有の名物があり、目的地や道中でそれぞれの名物が売られ味わうことが旅の楽しみのひとつだったようです。この名物は今でもそれぞれの宿で販売されています。

ほかにも企画展示では東海道五三次の切り絵をはじめとして各種の展示もしております。
蔵には、京人形の大名行列百体がずらり。問屋場には、復元展示もしてあります。また、特産品販売コーナー、体験工房などがあります。

特産の土山茶を使ったお茶染め体験について少し紹介いたします。今から約六百五十年前に鈍扇了愚という僧が京都の大徳寺より茶の実を持ち帰り、自家の畑に植えたのが土山茶の起源と言われています。そのお茶を使い自然な風合いと絶妙な色づかいがとても若者から中高年まで人気を集めています。

染める布は綿・麻・絹など自然素材のみでビー玉や割りばし・輪ゴムなどで模様を付け、お茶に浸した布はみるみる黄緑色に、そののち色止めでまたまた色が大きく変わるのが特徴です。お茶染めは自然の素材でお茶のふわっとした仕上がりを楽しんでいただけます。

その他、桜染め・くり染めなど季節限定の草木染めも体験していただけます。ぜひ一度ご来館ください。お待ち致しております。

さらに詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.tokaido.or.jp/tenmakan/top.html



(伝馬館 館長)



       

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