近江歴史回廊倶楽部

湖東の歴史文化施設

  安土城考古博物館


安土城考古博物館は、安土町、能登川町、五個荘町の真ん中に聳える繖山(別名 観音寺山)の安土町側の麓にあり、博物館の北はもう能登川町です。

 この地には、時代を遡ると、わが国最大級の中世城郭とされる観音寺城、近世城郭のさきがけと言われる安土城が相次いで築かれました。

さらには、安土山の先に弥生時代の最も大規模な農業集落遺構である大中の湖南遺跡があり、博物館のすぐ南、桑実寺の地先には県内最大の前方後円墳である瓢箪山古墳が所在しています。このように、この地域には重要な史跡が点在し、滋賀県のみならず日本の歴史が刻みつけられています。

 昭和45年、国の提唱で各地に風土記の丘が整備された際、この一帯は近江風土記の丘に指定され、その中心施設として近江風土記の丘資料館が県の手で整備されました。

 安土城考古博物館は、風土記の丘資料館を引き継ぐ形で平成4年11月に開館しました。このため、観音寺城や安土城に代表される城郭と織田信長や明智光秀などの戦国武将を一つのテーマとし、稲作農業の伝来から王権の形成にいたる弥生時代、古墳時代の考古を二つ目のテーマとしています。
これらのテーマを通して日本の歴史、あるいは中国大陸や朝鮮半島をも視野に入れた中での近江の歩みを調査研究し、その成果を展示などに反映することを目指して活動しています。
 当館では、古代の考古資料に関しては、県立施設の利点を生かして、県の発掘調査で出土した土器や木製品、銅鐸や銅鏡などを逐次資料リストに加え、複製品の製作にも努めています。

戦国時代の歴史資料については、所蔵者の理解を得て寄託を仰ぐとともに、武将の古文書や画像を開館以来購入してきており、信長文書に関してはそれなりの蓄積ができてきたと思っています。安土城に関するコンピュータグラフィックも好評を博している資料の一つです。

 当館では、二つのテーマそれぞれに関する常設展示のほか、春は古代、秋は戦国時代を対象にテーマを設定し、関連する資料を全国各地から借用して、現在の歴史研究の最前線を紹介する特別展示を行っています。      

因みに、平成17度の秋季特別展のテーマは「蒲生氏郷―戦国を駆け抜けた武将―」です。近江日野の出身で信長、秀吉に仕え、「会津宰相」と称せられるまでになった氏郷の生涯と近江の蒲生一族にスポットを当てます。近江歴史回廊倶楽部の皆様方にもぜひともご批判をいただきたいと思っております。また、夏には家族で楽しめるテーマを、冬には県の発掘調査の成果の中から主要なものを選んで、企画展示を実施しています。

 博物館講座や史跡見学会などで皆様方の旺盛な学習意欲にお応えするとともに、約7万平方メートルの園地の中でお茶会、写生大会、体験博物館などの楽しいイベントも開催しています。

 四季折々の花樹と広大は芝生、それにゆったりした駐車場が皆様のお越しをお待ちしています。 ぜひ仲間を誘って、「知」を楽しみにやってきてください。

 (安土城考古博物館 館長)


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