湖東の歴史文化施設
東近江市埋蔵文化財センター
平成18年1月1日付けの東近江市との合併をもって、能登川町の名はなくなり能登川町埋蔵文化財センターは、東近江市埋蔵文化財センターとなりました。

旧能登川町のある愛知川左岸河口部一帯は、県内でも有数の遺跡の多さで知られています。新聞やテレビで紹介された代表的な遺跡を挙げると、縄文後期の正楽寺遺跡(約3800年前)、弥生後期の石田遺跡(約1900年前)、最古級の前方後方墳である神郷亀塚古墳(約1800年前)、そして信長の夢のあかし安土城も旧能登川町領域にかかっています。
このように歴史の節目にも度々登場する重要地域ですが、その理由はやはり広大な琵琶湖、大中の湖、小中の湖、愛知川など豊かな水環境に囲まれていたことが大きいといえます。琵琶湖や内湖それに大小の河川は、原始古代から人の移動や物資の交易を助けた水上交通の舞台でもあったのです。
ところで、正楽寺遺跡の土面や耳飾りなど重要なものは市指定文化財になっていますが、ほかにも報告書の刊行を終えた整理済みの土器など約七千箱、数百万点が収納されていて、センターではこれらの資料を住民の皆さんに知っていただくために、様々な活用事業を展開しています。
中でも力点を置いているものに小・中学校の授業があります。

一般的に社会科の教科書では、全国一律のほぼ同じ歴史を学びますが、ここでは地域で見つかった縄文土器や石器など実物資料にじかに触れ、石器作りや火起こし体験を通じて往古の暮らしを体感できる授業をおこなっています。自分の家の近くから見つかった土器に触れるのもひとしお、歴史好きになった子どもたちの中から考古学者が現れる日がいつかやって来るでしょう。
合併で市域も広がったことから今後、琵琶湖から鈴鹿山脈までの歴史を詳しく調査研究し、一人でもたくさんの皆さんに親しまれるセンターになればと思います。
( 植田 )
東近江市埋蔵文化財センターのご案内
(東近江市能登川博物館に併設)
◆所在地: 東近江市山路町2225
Tel:0748−42−5011
◆交通案内: JR能登川駅より徒歩25分
車で国道8号線簗瀬交差点より琵琶湖方面に約6Km
◆開館時間: 8:30〜17:15
◆休館日: 土・日曜日、祭日、年末年始
◆入館料: 無料
もっと詳しくは こちら
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