近江歴史回廊倶楽部

湖北の歴史文化施設

  柏原宿歴史館

                    
 岐阜県境まで約2qの伊吹山の麓に、米原市柏原は位置する。その柏原のほぼ中心、旧中山道沿いに柏原宿歴史館がある。

柏原宿歴史館の建物は、大正6年に建てられた旧松浦久一郎邸を改築したもので、平成10年4月に、街道史料館として、また、地域の交流活動の拠点的施設として開館した。柏原地区では他に例を見ない贅沢な造りで、平成12年国の登録有形文化財に指定された。

 館内には主として江戸時代の柏原宿の史料を常設展示しているが、代表的な史料として
@萬留帳(よろずとめちょう)
A正徳年号の高札
B柏原御茶屋御殿の蟇又、があげられる。

萬留帳は万治3年(1660)から昭和30年(1955)まで295年間の柏原宿の出来事を主に役所への届出文書の控えとして記録されたもので、全66冊、合計17,051ページにもなる膨大なもので、江戸時代の宿場の事情などを調べる上で貴重な史料といえる。
正徳年号の高札は1枚でも珍重視される高札であるが柏原には4枚残っている。高札とは、法度(法令)・掟書・禁令・犯罪人の罪状等を記したもので、柏原宿本陣の西側に高札場があった。

館内にこれらの高札を入替えして展示している。柏原御茶屋御殿の蟇又は、徳川将軍が上洛する際に休泊した施設の建物の一部である。
柏原宿歴史館の西方300mの旧中山道沿いにあった。建物は元和9年(1623)新築され元禄3年(1690)閉鎖解体された。現在ではその場所に井戸が残っている。

これらの展示史料展示のほか、柏原宿名物の伊吹もぐさの看板・版木、皇女和宮下向時の柏原宿の古文書、問屋場の古文書、江戸時代の旅の小物などを常設展示している。
 企画展は夏、秋の2回開催している。平成15年度は柏原出身の映画監督であった吉村公三郎にスポットをあてて開催する予定である。

詳しくは こちら をご覧ください。

( 柏原宿歴史館館長 )

       

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