近江歴史回廊倶楽部

湖北の歴史文化施設

伊吹山文化資料館
                         

滋賀県内でも縄文遺跡の多い地域として知られる伊吹山麓。当館には、縄文時代晩期を代表する杉沢遺跡、近年の発掘調査で明らかになった山間部の縄文集落・起し又遺跡の出土品をはじめ、県内でもっとも出土例の多い石棒や、文様の刻まれた石剣、御物石器・多頭石斧など祭りの道具と考えられている多種多様な石器類を展示しています。

また、信仰の山・伊吹の山中に展開した山岳寺院や、北近江を支配した京極氏が築いた上平寺城や館跡などを出土品、模型や絵図・パネルをつかって紹介しています。
第4展示室は、考古資料をとおして伊吹山と山麓の歴史がわかるように工夫しています。特に縄文・山岳寺院・山城に興味のある方は必見です。

 これらの遺跡をはぐくんだ伊吹山地は、伊吹町の歴史と文化の源で、その雄大な自然は学術研究資料の宝庫です。
赤道直下に生まれ、移動しながら現在地に隆起した伊吹山の生い立ちを物語る化石。薬草を含む豊富な草木植物。滋賀県の種類のほとんどが生息する蝶や、石灰岩地特有のカタツムリの多様さ、第3展示室では、さまざまな伊吹山のすがたを紹介しています。

当館は、平成10年に町立春照小学校の旧春照分校を改修して開館しました。
第1展示室の伊吹山麓の「衣食住」「農業・産業」の民俗(民具)展示は、経験豊富な町内の高齢者を中心にした「資料館友の会」(現在会員24名)によって展示作業が行われ、維持管理されています。

この友の会活動が当館最大の特徴です。子どもたちの体験教室や社会科や総合的な学習の時間では、くらしの知恵を生かした講師として積極的に活動していただいています。
石臼で伊吹ソバを挽く。田植えと稲刈り。ひとむかし前の食生活や着物の話。お手玉や竹のおもちゃ作り。伊吹のくらしと村々のようす。友の会の皆さんが、子どもたちに伝え残すことはたくさんにあります。いつまでも、友の会と歩む資料館でありたいものです。

また、 会員企画による研修では、伊吹町に縁の深い京極氏の史跡を4年間で回り、京極氏に対する知識を深め、町内にある関連史跡の保護と情報発信につとめています。

その他、年間8回程度の企画展示や、毎月開催する「文化財教室」「体験教室」は、伊吹町の下記ホームページでも紹介しています。
伊吹山にいだかれ、手作りの暖かさでいっぱいの伊吹山文化資料館へ、是非おこしください。
詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.zb.ztv.ne.jp/mt.ibuki-m/


(伊吹山文化資料館)


       

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