近江歴史回廊倶楽部

  歴史解説・紹介

  多賀の注連飾り
     
〜伊勢の注連飾りに関連して
       


 平成24年11月, 多賀大社に行ったところ、お多賀さんの近くで民家の軒下に注連縄の付いた木札があるのを見かけた。

その家の方に聞いところ、伊勢と同じように一年中掲げてあるという。多賀のものは木札が主で書かれている文字も「笑門」と干支の文字のみである。よく見るとかなりの家、店に注連縄つき木札が掲げてある。

はてさて伊勢と同じ風習なのだろうか。多賀は伊勢の親といわれている所である。昔から交流は多いだろうから、同じ事が行なわれていてもおかしくない。 

 伊勢出身で多賀在住の県職員の方(民俗担当)の話では、多賀のほうが古くから行われているという。古いからこそだんだんと簡略化していき、後から伝わった方は元の形を守り続けているということらしい。

多賀大社の前の通りを笑門通りというそうである。通りの入口の大きな門に掲げられている木札をかたどったものにも「笑門」と書かれている。こうなるともはや「蘇民将来の門」ではなくなっている。

 他の地域でも神社の当家や、村神主など注連縄を一年中掲げている家もある。

石川県輪島の漁師も漁の安全を願って一年中注連縄をしているそうである。所によっていろいろな風習があるものである。

皆さんの所でもおもしろいとか、他所には無いよという風習はありませんか?
あればぜひ、教えていただきたいものです。


                                                       (中田)




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