近江歴史回廊倶楽部

歴史散策・随想


 
 近江の名木・巨木を訪ねて:湖北〔1〕

伊吹山麓の伊吹町にある巨木を自然観察の寄り道で見学したので報告します。


 まずは上板並集落の乳銀杏であるが、国道365号を長浜から関が原に向かい、岐阜県境の奥伊吹スキー場に向かう案内表示で姉川沿いに車で20〜30分の所に目的の集落があり、川を挟んで反対側の山の裾野のうっそうとした杉林の中をくぐり、傾斜のある林の中を少し登ったところに小さな祠の神社が鎮座、その手前の右側に大きな老木がある。

足元を見ながらの登りではわからなかったが、祠の前まで歩き振り返るかたちで上から眺めると樹齢は四百年の乳が垂れた大木は見るものを圧倒する大きさで幹周りが6.5mである。

この神社はその昔、武田信玄の乳母が故郷であるこの地に諏訪神社の分神されたことに由来。その際に植えたイチョウが大きく成長し神木として祀られているもので、触ると嫁の乳が良く出るとのこと。

続いては、同じ町内であるが国道365号線を関が原の方向に進み、春照地区を越えた杉沢地区に杉とペアのケヤキがある。ケヤキの語源は尊く秀でたけやけき木≠フ意味するとのことで、滋賀県内には幹周りが6m以上のケヤキが多くみられるために、幹周りが約5mと余り大きいものではないものの、樹齢は600年とかなり古く、また野神≠ウんとして地域の五穀豊穣を祈ったものであり見るに値する。
 湖南地区からドライブで出かける時際、帰路には巨木が多く見られる柏原、山東町、長浜、彦根と巨木巡りの道草を楽しむことも心の清涼剤になるものと思います。

(木村)




  

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