近江歴史回廊倶楽部

歴史散策・随想


 平成17年 第4回
「のろし駅伝」について


滋賀県下には中世の城跡が1300ヶ所も存在すると言われています。これらの多くは地域住民にあまり知られず里山に埋もれています。この城跡に光をあて地域の誇りとして磨きだし、まちづくりに活かすきっかけにしようと、城跡のある地域の団体等がネットワークを組んで、のろしでつなげるイベントを平成14年度から実施しています。

 第1回の18ヶ所から始まり、平成15年度には連絡会を設立し、この連絡会が中心となり実行委員会を組織し、毎年11月23日に実施し、平成17年で4回目を迎えました。

第2回目は24ヶ所の城跡が参加し、幸いにも「ふるさとイベント大賞(文化・交流部門)」を受賞しました。

参加城跡は徐々に増えて昨年は38カ所となり、また、関ヶ原町の2カ所も参加され県外にまで広がりを見せてきました。

連絡会の目標(夢)の鎌倉が徐々に近づいてきました。昨年のスタートは今年のNHK大河ドラマが「功名が辻」であることから、山内一豊ゆかりの長浜城としました。長浜城歴史博物館友の会や長浜市観光協会の皆さんの協力で盛大に開会できました。毎年話題性のある城跡をスタートとして、このイベントを盛り上げるようにしています

 各城跡では単に「のろし」を上げるのみでなく、歴史見学会や里山ハイキングなど地域独自の取り組みが併せて行われますので、子供たちも含めた多くの人たちが地域の歴史文化や自然に楽しみながらふれあえることが、徐々に広がりを見せることにつながっているのではと思っています。

このイベントの意味は反省会や実行委員会等の交流を通じて、市民レベルの地域の歴史遺産と里山を守る人々のネットワーク作りにあると考えて、全国各地の城跡に広げていくこととしています。

 近江歴史回廊倶楽部の会員の皆さんのネットワークを通じて、のろし駅伝の実施において、各城跡への参加や手薄な城跡での実行部隊として活躍をいただき大変心強く感じています。今後とも末永く歴史回廊倶楽部の恒例行事として盛り上げていただきますようお願いいたします。

近江中世城跡保存団体連合会
(近江のろしの会)会長  


  

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