近江歴史回廊倶楽部

歴史散策・随想


 
 訪韓に思うこと


海に囲まれた日本には、古くより海の彼方の国から人々がやって来て定住し、こうした人々を渡来人と呼んでいる。その渡来人のキーワードとして重要なのは「天日槍」ではなかろうかと思います。 

この様に渡来人の影響が古来よりあり、日本海をはさんで韓国はまさに隣国であり、日韓の交流の歴史は神話伝承から探ることが出来ます。

 韓国の建国神話をみてみますと次の三つに大別出来ると言われています。
 第一は、大地出現型で済州島の始祖伝説
 第二は、海上漂着型で新羅のそく昔し氏の始祖たるへわん脱解王の渡来伝説
 第三は、天界降臨型「古朝鮮国を開いただん檀くん君神話」、(新羅のぱくひょくこせ朴赫居世)(伽耶のきむすろー金首露の建国伝説)(ぺくちぇ百済のこちゅもん高朱蒙)

新羅の脱解王は日本から韓国へ渡った人がいて、しかも国の王となった人がいたと言われ日本のかかわりが非常に深いことを、それぞれの神話から知ることが出来ます。

この様に日本の神話と韓国の神話の類似点を考えている時、大伽耶の神話が日本の神話と次の二点に於いて大変類似していることを知らされた。今度こりよん高霊を訪ね「高天原故地」と言われる所を尋ねまして韓国に高天原があると言われて驚きました。

高天原と言う言葉は「古事記」や「日本書紀」の日本建国神話に登場する神々が暮らし日本に渡って「クニ」を建てたと言うことが記されています。
記紀に記述される日本神話の神々の系譜はイザナギノミコトとイザナミノミコトの両神から始まりますが、古代朝鮮「大伽耶」の神話に登場する「いじん伊珍あし阿鼓」と言われ、韓国語で「イジナシ」と読みがイザナギ、イザナミと同一だと言われています。 

「大伽耶」の建国神話では「イザナキ」は天神「イザナミ」は地母神と言われ、この二神の娘がアマテラスオオミカミで日本国の祖神とされ開国神のニニギノミコトは天照大神の孫で「高天原」にいたと書かれています。このニニギノミコトが金官伽耶の亀眞峰(高天原)から高千穂峰のくじふるたけ?觸峯に来て「此地者向韓国・・・・朝日之直刺国夕日之日照国也、故此地甚吉地勅詔而」と言って国を建てたという記述があり、ニニギの子孫が隼人族を形成し古代日本を統一して天皇家の始祖神武天皇につながって行きます。

 又、歴史作家の「金達寿」は古代日本には数えきれない程多くの伽耶人が渡来し、その首長は神として崇められ権威の確立のために天孫降臨の儀式をもったものと主張されています。東大江上名誉教授の騎馬民族南下説のように、韓国民族も日本民族も蒙古種族である点を考えてみますと、日韓は同根同祖であり永久に親しくまじあわねばと思いました。

(森本)


 
  

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