近江歴史回廊倶楽部

行事の詳細


 奈良の古墳と寺院を訪ねて
 

平成21年3月26日、参加者 三四名
守山駅西口集合…奈良県田原本町「唐古・鍵考古学ミュージアム」…唐古・鍵遺跡見学…馬見丘陵公園、昼食と見学(ナガレ山古墳、巣山古墳、牧野古墳)…平城宮跡…守山駅解散

奈良盆地のほぼ中央にある田原本町「唐古・鍵考古学ミュージアム」に予定より少し遅れて11時に着く。3班に分かれ、ボランティアガイドの方々に、館内を案内していただいた。この施設は田原本町の遺跡から出土した考古資料、特に弥生時代の遺跡「唐古・鍵遺跡」の出土品の実物を展示・保管している。

また、2,000年前の生活や、状況を模型で復元して見せている。ガイドの詳しい熱心な説明に感心しながらじっくりと展示品を見、弥生時代の生活を思い描くことが出来た。

次にガイドの方々と共に国史跡「唐古・鍵遺跡」に行く。30万uの弥生時代の大規模農耕環濠集落遺跡である。出土した土器に画かれていた楼閣が唐古池の隅に復元されている。高さ12.5mの2階建て、渦巻状の屋根飾りと木製の鳥の飾りが付いている特徴のある建物である。

この地は1万年位前・縄文時代から人が住んでいたと考えられ、明治時代から発掘・研究がなされてきた。現在も発掘調査は継続されている。航空写真でみると良くわかるが畑や田が、一辺103mの正方形に区割りされている。その一つ一つに小字名が付いていて、奈良時代からの区割りだそうである。

  広陵町・川合町にまたがる丘陵にある奈良県馬見丘陵公園に移動し昼食。広陵町ボランティアガイドの案内で公園を巡る。

広大な敷地を目的別にエリアを分けて整備されているが、我々は中央エリアの多くの古墳が集まっているところに向かう。中でも国史跡ナガレ山古墳は全長105mの前方後円墳で東側半分を1,600年前の築造当初の形に復元されふき石が張られ、2段の段丘には、円筒埴輪が並べられている。墳丘上まで登ることが出来、平坦な奈良盆地を見渡して古代の王になったような気分を味わった。

巣山古墳は馬見古墳群最大の全長220mの大型前方後円墳。大王墓ではないかと考えられており、長年ため池として利用されてきた周濠から「古事記」に書かれている喪船(棺を載せる船)と見られる準構造船が近年発見されている。

牧野(ばくや)古墳は直径50mの大型円墳3段築成で、今日は特別に玄室に入ることが出来た。ここでも3班に分かれて一班ずつ入る。懐中電灯で足元を照らしてもらうが真っ暗で石棺もよく見えない。

まだまだ見るべきところはあるが時間がない。当初、予定していた浄瑠璃寺には行かず、休憩も兼ねて平城宮跡朱雀門に寄り、一路滋賀を目指す。予定どおり、18時に守山駅に帰着。
 この倶楽部ならではの個人では行きにくい、興味深い見学会に今回も満足して家路に着いた。いつもながらお世話くださる事業部の方々に感謝する。


                                                     (中田)




      

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