近江歴史回廊倶楽部

行事の詳細


 沖島と周辺(長命寺)の探訪
 

9月12日(金)晴れ
・参加者46名
近江八幡市、長命寺港---沖島探訪(奥津嶋神社、西福寺、小学校校庭など)---昼食---長命寺港---長命寺---解散

長命寺港に午前9時半に集合、貸切船にて沖島へ渡る。波・風もなく約6Kmの船旅が心地よい。

沖島はびわ湖最大の島である。人口約450人、漁業が島の生活の中心である。島のほとんどは山林で、沖島山(宝来ヶ峰)と頭山の二つの山の間の狭い平地に家屋が密集して建っている。そのため、道幅は2mも無いところがほとんどで当然、車は無い。代わりに各家は一隻以上の船を持っているそうである。

島民は保元の乱(1156)で島に来た7人の武士の子孫である。数千年前の縄文時代の遺跡があり、古代には人が住んでいたと思われるが、湖上交通の要の神の島として崇拝されており、長く人は住んでいなかったようである。

713年頃藤原不比等が沖津嶋神社を建て、860年頃になると寺院も出来たので、神社を守る人数名と僧一人が共に住んだ。

沖津嶋神社は急な階段を上がる崖の上に在り、よくこんなところに建てたと思うが、びわ湖の眺めはよく、はればれとした気持ちになれた。

遭難して島に来た蓮如の書いた「虎斑の名号」の残る西福寺では住職から寺のいわれや、観光案内も聞き、その言葉に従って、島内の散策に出た。

沖島ガイドの西居さんに要所要所で話してもらいながら小学校の校庭にいき、やっと全員が集まって話を聞く。ここだけは広いが生徒は市街の方に出かけていて誰もいなかった。

港の漁業会館に戻り、「湖島婦貴の会」(女性会)の手作り弁当をいただく。沖島を訪問する時はコンビニや食堂は無いので食事が必要な人は予約しておく方がよい。

食後はその場で県文化財保護課主査、井上優氏から歴史文化財などの話を聞く。

再び貸切船に乗り、帰路は遠回りをして、さお飛込みで有名な伊崎寺を湖上から見、湖岸に沿って船を走らせ、長命寺港に戻る。

急な階段の参道を避け、会員の自家用車に乗り合わせて長命寺へ上がる。車参道を走るためのタクシーが10台ほど客待ちしている。往復でなくても、階段の辛さに下りはタクシーに乗るという参拝客が多いらしい。


西国三十一番札所の長命寺は桧皮葺の堂塔が周囲の樹木に映えてすばらしく、参拝客が多くいても霊場の雰囲気は感じられる。ご住職は参拝者へのお札授与にお忙しいため、普通は入れない内陣で井上氏より仏像の説明を聞く。※
帰りも車に乗り合わせ、流れ解散した。沖島の風光明媚な景観と長命寺の重文級文化財に心洗われた一日でした。

※ 講師から特別寄稿「沖島と長命寺」を歴史コラム欄に掲載しています。併せて
   ここ をお読み下さい。

                                                     (中田)




      

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