近江歴史回廊倶楽部

行事の詳細

 紅葉の湖南三山と周辺の歴史を訪ねる
 



11月24日9時30分、36名を乗せた貸切バスでJR草津駅前を定刻に出発、10時に常楽寺門前に到着、本堂前の石燈籠(重文)について山岡事業部員より県内の石燈籠で重文に指定されている鎌倉時代のもの5基、室町時代のもの2基あり、その一つが常楽寺の石燈籠であり(もう一基は竜王町鏡の西光寺跡八角石燈籠)高さ268cmでこの時代としては大きく、全体のバランスが美しい姿でこの時代の優秀品と評価されているとの説明があった。

常楽寺本堂は混雑していたので釈迦如来堂を奥様の説明で拝観后、本堂でご住職の説明を拝聴、奈良時代中期良弁僧正が元明天皇の勅命によって建立、本堂三重塔は国宝に、堂内には多くの秘仏が展示されていた。

11時、長楽寺を参拝、奈良時代後期聖武天皇の勅願により良弁僧正により紫香楽宮の鬼門に創建と伝えられている。三重塔は織田信長によって安土城総見寺へ移築されたが、本堂裏の高台まで足を伸ばし史跡を見学した。西寺と同じ伽藍配置であったといわれる。

阿弥陀如来座像をはじめとする文化財が多数。参道の紅葉が最良で印象に残った。
昼食は十二坊四季 で注文弁当を食した后、急いで磨崖不動明王尊の見学を32名実施、高さ620cm幅198cmの自然岩に彫られた像高425cm肘幅210cmの大きな磨崖仏で右手に長さ230cmもの宝剣を持って立ち圧倒された。

続いて西応寺へ前庭の紅葉が美しく、本堂を中心として廻りの庭園が山裾に広がり、ほっとする一時を過ごさせてもらった。
奥様より天平時代、良弁僧正により開基された廃少菩提寺の古絵図を提示し説明を受けた。

今勝山や阿星子山を中心とした大菩提寺に対し野洲川右岸にも36坊近くの寺院があったが、元亀年間に織田信長と六角氏の戦渦に巻き込まれ廃寺となり、今では2寺と多宝塔や石仏が往時の姿を語っていた。  

予定時刻通り最終見学先の石部頭首工に到着、今井事務次長さん外3名の職員お出迎えを受け、会議室にて今年4月に改良工事完成の頭首工(堰)について説明とビデオ映像を見せて頂きました。

内容は、@野洲川流域の農業用水の確保と管理、A頭首工の近代化(ゴム堰)で洪水時の管理の便利さ、B魚道3種類の設置で大小の魚が遡上、その内一つの魚道はガラス窓越に魚の遡上が観察出来る。

本日の例会は南近江支部・銀杏の会と事業部会の合同で実施、天気にも案内説明者にも見学先にも恵まれ湖南4寺と磨崖仏と近代化
頭首工(堰)の見学と勉強が楽しく出来た1日でした。

(田中)




      

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