近江歴史回廊倶楽部

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見学会  『近江の国府と郡衙』と長等公園散策
 

4月3日(日)雨の天気予報のはずれることを願いながら大津市歴史博物館に出かけました。まずは、企画展 『近江の国府と郡衙』の説明を、西中学芸員からうけました。古代、大宝律令(701)では、地方は[国<郡<里(郷)]というような制度で統治されていて、国は、大国・上国・中国・下国と四つにランク分けされ役人の数が決められていたそうです。

近江の国は東山道の一番目にあたり、東海道、北陸道も通る重要な国であるため大国で、瀬田に国府が置かれていました。近江の国内は12の郡に分けられていましたが現在の行政区割りとあまり違わないように思えました。郡の役所を郡衙(グンガ)又は郡家(グウケ)といいます。

展示物の中で目を引いたのは、木簡の文字もさることながら、役人の位を表した[帯具]です。銅製や石製の飾りのついたベルトでバックル部分には現代とまったく同じ形のものもあり、古代人を身近に感じました。

午後は桜をみながらの散策のはずでしたが、開花が遅く蕾のままで三井寺の琴の演奏が寂しくながれていました。地元の田村さんの案内で疎水・長等神社へと歩き、長等公園では最近美しく整備されたが、幼いころの思い出が無くなって寂しいという声がありました。

三橋節子美術館の幻想的な絵に見入り、ビデオを見て若くして亡くなった画家の思いを感じました。高観音近松寺(ごんしょうじ)ではお堂に上がりご本尊や、田村さんでもめったに見ることの出来ないという象の顔の歓喜佛を目近に拝させて頂き、境内から大津市街の眺望も楽しみました。

山道から車の往来の激しい161号線に出て、旧東海道本線トンネル跡に向かいます。トンネル跡を利用して京大地震研究所がつくられており、研究されている先生の帰られるところに出会い、地震についてお話を聞くことが出来ました。逢坂峠は断層ではないとのことで少し安心です。

そろばん博物館に寄り、珍しいそろばんを見、お話を聞いて最後は関蝉丸神社下社です。以前から気にしながらも行くことがなかったので今日は肩の荷がひとつ下りたようです。

関寺の牛塔の大きさにも驚きです。山の斜面に高さ3mはあろうかという大きな宝塔はどうやって据えたのでしょうか?周りも二人でも手が回るだろうかという大きさなんですよ。

参加者の皆さんはおこないの良い方々ばかりだったのでしょうか、予報に反して雨はとうとう降らず、解散して一時間もしてから雷と激しい雨になりました。

(中田)



       

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