近江歴史回廊倶楽部

例会・見学会の詳細


 湖北近江町息長氏ゆかりの地を訪ねて


10月18目(土)天気快晴、秋の程良い気温と澄み切った青空のもと、近江町の歴史探訪の見学会に参加しました。 当日の見学会は、25名が参加され、10時、はにわ館(字顔戸)を皮切りに、山津照神社(字能登瀬)、さらに目撫神社(字顔戸)を訪れ、3時過ぎに散会しました。 なお、帰り間際に、山内一豊公の母の墓(字宇賀野)に訪れた方もおられました。

 最初のはにわ館は、図書館と併設された施設となっており、担当の学芸員から説明を受けた後、「古代の謎を解きあかせ」、「息長博士はどこだ!!」などをテーマに、墳丘復元模型、1500年前にタイムスリップを感覚できる石室コスモシアター、また、山津照神社古墳再現した模型、バーチャルミュージアム、はにわなど出土品の展示物を見学しました。

 その後、山津照神社を訪れ、能登瀬集落の街づくりに携わっている関係者の方から同神社の歴史等の説明を受けました。

 近江町には、交通の要衝地といえるこの地に、縄文時代早期から中世にかけての遺跡息長古墳群が存在し、今回、訪れました山津照神社や目撫神社は、息長古墳群の1つ山津照神社古墳、目撫山古墳に併設した形で建立されています。 

近江町宇能登瀬は、豪族息長氏の本貫地といわれ、山津照神社古墳は、息長宿禰王の墓との伝承があり、前方後円墳で横穴式石室から貴重な遺物が出ています。同神社は、集落の北側の小高い山間に位置し、息長一族の租神が祀られており、当時を偲ばせていただきました。

 次ぎに、目撫神社を訪れ、宮司から同神社の歴史等の説明を受けました。この神社は、少毘古名命、応神天皇、息長宿禰王が祭神されています。祭礼は、5月3日、9月15日で、祭りには、子供神輿、花車の渡御、相撲など奉納される。神宝としては、武運長久を祈願して太刀、また、社領文書、古祭礼絵図、絵馬が保存されている。

 今回、息長古墳群の存在や同古墳群に関係する神社等を見学させていただき感じましたことは、この近江町の地に縄文時代早期から、多くのお墓が造営され今に引き継がれていることに対し、その裏舞台は、どのようなものであったのか?。
 当地では、交通の要衝地であるがゆえに適時の情報収集、他文化と融合しながら当地の文化を築く、また、山並みに挟まれた地、天野川の水、連なる農地、琵琶湖の漁場と運行等取り巻く自然・地形条件など、総て組入れ生きる術を駆使していたのではなかろうかと考えてみました。

(安井 記)



無断転載を禁じます Copyright(C) 2005 Oumi Rekishi Kairou Club. All Rights Reserved.